京都学園大学の放送教育

放送を通してコミュニケーションのあり方を探る全人格的教育

京都学園大学では、京都文化短期大学に文化学科が設置された1980年代から、放送界の第一線で活躍する人材を教員に招き、独自の放送教育に力を入れてきました。

放送とは、社会生活に不可欠な環境の変化をリアルタイムで知らせ、多くの人が日常の営みの中で、おのおのの思いや時代の空気を共有し、明日への活力を取り戻すことに活用しうる、きわめて公益性の高いメディアです。(» 続きを読む

21世紀の新しいメディア環境にあっても、放送活動に携わることは、メディア産業でのキャリアに役立つ専門教育としてだけでなく、社会人に必要とされるコミュニケーションや仕事の力を養ううえでも、きわめて有効な経験となるはずではないか、私たちはそう考えてきました。

こうした本学の理念は、京都文化短期大学を母体とする人間文化学部に受け継がれ、メディア社会学科のカリキュラムや、公認クラブである「京都学園大学放送局」(GBS)の多彩な活動として実を結んでいます。

テレビやラジオの放送や番組づくりには、さまざまな知識や技術、仕事のスキルや人生経験が求められます。企画や取材、制作を通じて多様な人、できごとに出会い、機材や技術を駆使して多くの人の心に届く表現をつくりあげること。そこでは個人の発想力や企画力、制作や編集の能力はもちろんのこと、他者と関係をつくり、人を動かし、プロジェクトをやりとげ、成果のよしあしを評価するための多彩な力も間違いなく必要とされるでしょう。

放送活動を通じて現代の、そして未来のコミュニケーションのあり方を探ること。それは携わる人間が全人格を総動員して取り組む、本学独自の教育のプロセスなのです。

 

思いやいまを分かち合い、人とのつながりを創り出すメディア社会学科の放送教育

本学の放送教育の伝統を受け継ぐメディア社会学科では、ジャーナリズム、テレビ、インターネット、広告や広報、映画、音楽、アニメーションなど、さまざまなメディアや作品表現の果たす役割や制作プロセスについて、講義・制作実習・課外活動・インターンシップを通じて専門的に学びます。

とりわけ放送は日常の暮らしに密着し、多くの人びとが世のできごとや人の思い、時代の空気をリアルタイムで共有することを通じて、社会や地域の一体感を創り出す力をもったメディアです。個々人が思い思いの情報にアクセスできるインターネットの時代だからこそ、同時にたくさんの人びとの共通体験を創り出せるメディアの役割はいっそう重要となるでしょう。

映像作品やスタジオ番組の実習授業では、放送界出身の教員や専門スタッフが企画立案から取材・撮影・編集・公開のプロセスをていねいにひもとき、学生はチームを組んで実際の制作に参加します。放送の制作にはディレクター、カメラ、音声、ナレーションといった複数のスタッフのチームワークが求められるとともに、取材相手や協力者など学内外のさまざまな人たちとの関係づくりが不可欠です。取材では、相手からどのような内容を聞き取るのか、どのような話の流れで進めるのかを事前によく準備して臨むことが求められます。メディア社会学科では、もう一つの柱である社会学の課程における実習により「社会調査」を学び、そのスキルを放送活動にも生かすことができます。

学生が地域や社会の最前線に積極的に飛び込み、思いや情報をどうしたら番組や作品の形で人と分かち合えるかをデザインする─これがメディア社会学科の放送教育の最大の特徴です。「何かを伝えたい」という発信者の思いを社会や地域の人たちと深くかかわりつつ「かたち」にする、社会のいまやできごとを受け手とよりよく「分かち合う」ことを最大限に追究する。多くの制作プロジェクトをこなすことで、放送業界をめざす人にはもちろん、広く社会人に求められる組織や地域のコミュニケーションや活性化にも役立つキャリアが育まれるでしょう。

メディア社会学科で履修できる放送関連分野の科目

講義科目 実習・演習科目
テレビ放送論
メディア・リテラシー
広告広報論
アニメ文化論
現代映画論
映画撮影論
映像制作実習
スタジオ放送実習
テレビ局番組制作実習
デジタル映像編集実習
話しことば表現講座
メディア表現実習
アニメ制作実習
映画撮影所実習
メディア基礎演習
メディア専門演習

メディア社会学科では、講義科目と実習・演習科目からなる専門科目から自由に選択することによって、放送に関連するさまざまな領域を理論と実習の両面から学ぶことができます。とくに3年次からはそれぞれの専門性をもつ教員が開講するゼミ「メディア専門演習」に分かれ、制作を通して、将来に直結するより広い視野と高い技術を獲得していきます。

メディア社会学科の学生作品

メディア社会学科の学生作品

背景の演出も自由にできるテレビ・スタジオでの撮影
背景の演出も自由にできるテレビ・スタジオでの撮影
ラジオ・スタジオにて収録前に台本を確認する
ラジオ・スタジオにて収録前に台本を確認する
 

「メディア基礎演習」共通課題 ─ドキュメンタリー映像作品「亀岡の霧」

「メディア基礎演習」共通課題 ─ドキュメンタリー映像作品「亀岡の霧」

京都・丹波地方は、大学が位置する亀岡市をはじめとして、霧が多く発生することで知られ、「丹波霧」とも呼ばれています。毎年11月から1月にかけての主に午前中に深い霧が発生し、キャンパスでも不思議な光景が見られます。京都学園大学のシンボルとして、ひときわ高くそびえ立つ11階建ての巨大な校舎、「バイオ館」がすっぽりと霧に包まれ、幻想的なイメージを醸し出すのです。この時期、学生たちの間では「バイオ館が消える!」という噂が飛び交います。これを耳にした沖縄からの国内交換留学生が、実際どのように消えるのか自分の目で確かめたいと企画し、「メディア基礎演習」のゼミ仲間と一緒にそのようすをカメラに収め、作品にしました。

沖縄では見る機会のない霧。それがバイオ館を覆い隠してしまう光景は、彼女の目にどう映ったのか。専門家による霧が発生するメカニズムのインタビュー談話を交えながら、学生の目線で「亀岡の霧」の実像に迫ったドキュメンタリー作品です。

なおこの作品はラジオ番組として再編集され、2010年にKBS京都ラジオでオンエアされた学生・市民の共同制作番組「京都・丹波 Do!たんばRadio」の第1回作品ともなっています(http://www.kyotogakuen.ac.jp/o_human/studentworks/#movie-1)。

本学のメディア表現活動の中心を担う歴史ある大学放送局

京都学園大学放送局(GBS)の歴史は1988年にスタートしています。その活動は大きく映像、音響、アナウンスの3部門に分かれ、参加する学生は一つでも複数でも自由に部門を選んで、興味や目的に沿った活動をクラブの仲間たちとともに展開しています。

放送界からプロフェッショナルを教員に迎えるなど、本学は人間文化学部メディア社会学科を中心に、長く放送教育に力を入れてきました。放送局では、そうした実践経験豊富な教員が顧問を務め、高いクオリティの放送活動をサポートしています。また1999年には映像と音声の最新のスタジオが整備され、制作の環境も充実しています。

毎日の昼休みに学内に向けて放送されるテレビやラジオの番組制作をはじめ、入学式の中継やPR映像制作など、大学や地域をクライアント(依頼者)とした公共性の高い仕事など、その活躍の機会も多彩です。また個人作品でも、全国のコンクールで優秀な成績を収めています。

本学のメディア表現活動の中心に位置づけられる京都学園大学放送局(GBS)。朋文館マルチスタジオをホームベースに、部員数は常時十数名を擁しています。みなさんもそのメンバーの一人として、ここから熱いメッセージを発信してみませんか。

京都学園大学放送局(GBS)の主な活動
京都学園大学放送局(GBS)局員からのメッセージ

京都学園大学放送局(GBS)の主な活動

大学行事の放送・中継、学内クラブの紹介映像の制作
大学行事の放送・中継、学内クラブの紹介映像の制作
入学式、卒業式、オープンキャンパス、新龍祭(新入生歓迎)、龍尾祭(学園祭)など、年間を通してさまざまに開催される大学の行事。その生中継や、記録映像の制作を行います。クライアントは京都学園大学。また、各クラブの依頼による新入生勧誘のための映像の制作や上映、ときには京滋大学野球リーグ戦などキャンパスの外へも飛び出して、イベントの中継や記録なども行っています。
 
学内向けテレビ・ラジオ番組の放送
学内向けテレビ・ラジオ番組の放送
平日の昼休みやオープンキャンパスなどに、学内で放送されるテレビ番組やラジオ番組の制作・放送を行います。時事ニュースや学内外の話題を取り上げた情報番組では、学生が自ら題材を選び、取材を行っています。アナウンス指導員とともにつくるお昼のラジオ放送「野浪ゆきのラ・シエスタ」は、ディレクターを務める学生が個性的なコーナーを企画する名物番組となっています。
 
地域での放送活動
地域での放送活動
「亀岡・光秀まつり」や「平和音楽祭」など、亀岡市を中心に、京都・丹波で開催されるさまざまなイベントの中継や記録を行い、地域社会や京都の大学ネットワークに貢献する活動を行っています。また、亀岡の観光紹介映像の制作や、市民とのコラボレーションによる作品づくりも盛んです。市民スタッフと協力して制作し、地域の魅力を掘り起こすラジオ番組「京都・丹波Do!たんばRadio」がKBS京都ラジオでオンエアされるなど、マスメディアによる放送も行っています。これらの活動は、メディア社会学科の放送関連実習・演習と相互乗り入れで行われています。
 
各種放送・映像賞への出品
各種放送・映像賞への出品
京都学園大学放送局(GBS)のメンバーは、映像やラジオ作品の自主制作も活発に行っています。NHK全国大学放送コンテストなど、さまざまな放送・映像賞に積極的に出品しグランプリを受賞するなど、高い成果をあげています。
 
指導体制
顧問:近藤晴夫 本学人間文化学部メディア社会学科准教授。元KBS京都報道局長。
撮影・編集技術指導員:福本愛子 KBS京都プロジェクトから派遣。正課・課外の放送教育支援を行う。
アナウンス指導員:野浪ゆき アナウンス、司会、企画などを行う会社を主宰。行政情報ナレーション、各種式典の司会など、多方面で活躍。

京都学園大学放送局(GBS)局員からのメッセージ

田中孝明 京都学園大学放送局(GBS)元局長


田中孝明 京都学園大学放送局(GBS)局長
人間文化学科メディア社会学科3回生

いきなり指名された局長という大役。
たくさんの成果を残してきた先輩たちに負けないような目に見える実績をあげていきたい。

バラエティやお笑い番組、面白い映像が好きで、「メディア」という言葉に魅かれてメディア社会学科に入りました。でも1年目はどのクラブにも所属せず、ただ単位を取るためだけの毎日でした。そんなときGBSに所属する友人に誘われて、見ていると学内外から依頼される仕事も大変そうで、力になってあげたいなと思い入局することにしました。それが2011年の6月のことです。そしてその秋の10月には、顧問の近藤先生からの指名で局長を務めることになり、自分でもびっくりしています。

6月に入部、その秋には局長に指名され、自分でもびっくりしています。

局に依頼されるのは、大学や亀岡市内で催されるさまざまなイベントの中継や収録などです。一つひとつ責任者を決めて、その人を中心にチームを組み、プランニング、撮影、編集、納品までを行います。大学や外部のクライアントがいて、ちゃんと締め切りもありますから、プロの仕事とほとんど同じです。GBSには11年の実績があり、ずっと続いている仕事や、僕たちの仕事をアテにしてくれるお得意さんのような先生もいらっしゃいます。使う機材もプロ級ですから技術も培われるし、ある程度公共的な仕事ですから責任感もともない、すごくいい経験だと思います。

制作をたくさん重ねていくと、自分の得意・不得意が見えてくる。

こうした依頼の仕事ではいろんなところに取材に行けて、今まで興味のなかったものも見ることができるという面白さがあります。僕自身ちょっと内気で、あまり自分からぐいぐい行けないタイプなので、やらなきゃいけない仕事があるのはいい状況だと思っています。制作をしていると自分の得意・不得意が見えてくるんです。頭から最後までちゃんと筋道を立てて考えるのは苦手だけど、気の利いたチャチャを入れるような構成は得意なんだとか……。編集の技術も向上して、テロップの入れ方や書体を変えたりと、ちょっと凝り性にもなりました。何か一工夫して、自分の味を出したいと思うようになりましたね。

僕たちの代も、先輩に負けないほどの目に見えるかたちを残したい。

局長としての僕の役割は、依頼を受けて責任者を決めたり、それぞれの仕事がちゃんと進んでいるかの確認です。今、ちょうど卒業式の中継と記録の準備の真っ最中ですが、こうした大きなイベントは、局員全員が力を合わせるいい機会となっています。GBSではそのほかに、学内のスタジオを使ってお昼休みのテレビやラジオ番組を制作・放送しています。先輩の受け売りですが、GBSには大学だけではなく亀岡のいろんな情報が集まってきて、普通の学生には見えない世界を見ることができる。これはかなりお得感があります。これまでGBSはNHKのコンテストに入賞したりと、数多くの実績を残してきました。僕らの代でも先輩たちに負けないように、何か目に見えるかたちで、実績をあげたいと考えています。(たなか・たかあき)

鈴木加奈絵 映像担当


鈴木加奈絵(映像担当)
人間文化学部歴史民俗・日本語日本文化学科2回生

カメラワーク、編集、スイッチング……。
最初はマネだけど、みんなでアイデアを出し合っていつか先輩を追い越す作品をつくっていきたい。

文学を学ぶためにこの大学に入学して、新入生歓迎の「新龍祭」でGBSに声をかけられました。私は人見知りをするタイプなので、放送の活動でそれが治ればいいなと思い、わりと軽い気持ちで入部しました。もちろん「放送」なんて初めてです。

野球3試合を1時間にまとめる悩みと工夫。そんなふうに編集を学びました。

アナウンスは滑舌が悪くてあきらめましたが、6月のオープンキャンパスでは学科の発表会の中継カメラをいきなり任され、先輩から教えられるままに、タイトルのアップから入って発表者の表情へとカメラを回し、ときにはカメラを引いて会場全体を捉える、といったカメラワークを現場で学びました。刻々と変わる現場の空気に合わせてカメラを操作するのは、緊張感があってとても楽しいんです。夏には全国大会に進んだ大学の野球部を追いかけて、機材を担いで先輩たちと夜行バスで東京へ。神宮球場での取材や撮影も経験できました。結局負けてしまいましたが、ここまでの3試合を大学の記録として1時間にまとめろという先輩からの「ムチャ振り」の仕事。こんな長いものがどうやったら1時間になるんだ? と悩みつつ、自分なりに工夫して、締め切りには少し遅れましたが何とか完成させました。編集はそうやって自力で覚えました(笑)。

亀岡の観光映像は、自分なりに工夫をこらした自信作です。

また、毎週金曜日のお昼に学内の4つのモニターで放映するバラエティ番組「ランチボックス」ではスイッチャーに指名され、映像切り替えの仕事もやりました。一歩タイミングを間違えると放送事故ですからヒヤヒヤものです。うっかり切り替えて、そっぽを向いたアナウンサーの顔が出ちゃったり、切り替え忘れて黒い画面になったりと、ずいぶん失敗もしました。そうした1年間の経験を集大成してつくったのが、亀岡のマスコットキャラクター「明智かめまるくん」を紹介する観光映像です。約3分の短い映像ですが、クイズ形式にしたり、一般公募で選ばれたこのキャラクターのモデルは、実は一般の主婦である作者の子どもさんだったという逸話をもとに、「家族愛」をテーマとした取材を折り込むなど、自分なりの工夫をこらした自信作です。

みんなでアイデアを出し合って、先輩の作品を越えて行きたい。

今はどんな仕事でも楽しいですね。依頼仕事の合間を見つけて、土日もスタジオに通って自分の作品づくりにはげんでいます。先輩たちがやっていたお昼の番組も、私たちの作品として引き継いでいきたい。最初は先輩のマネしかできないかもしれませんが、みんなでアイデアを出し合って、どこかで先輩を追い越していきたい。プロ級の、すごい機材を使ってそんなことにチャレンジできる環境なんて、そんなにないですよね。現在は女子局員が少ないので、とくに女の子に入ってきてもらいたいですね。(すずき・かなえ)

北川貴啓 京都学園大学放送局(GBS)元副局長


北川貴啓 京都学園大学放送局(GBS)副局長
人間文化学部メディア社会学科3回生

小さなカメラのファインダーを通して、いろんな世界をいろんな視点から表現したい。
映像の可能性に、今は夢中になっています。

パソコンに強くなりたいという理由でメディア社会学科に来ました。新入生歓迎の「新龍祭」でGBSに声をかけられて、一緒にいた友だちも入るというし、今まで見ていただけのテレビ番組が自分でもつくれるのかと思って入局しました。6月のオープンキャンパスのテレビ中継では、オープニングやエンディングの映像を制作して、その頃から編集の作業がどんどん面白くなってきた。依頼の仕事には、老人ホームでお年寄りたちの劇を撮影・編集して一つの作品に仕上げるという、一見地味なものも入ってくるのですが、始めるとつい夢中になってしまって、次の年には彼らの日常をドキュメンタリーとしてまとめるという仕事内容へと発展しています。そんなふうに、どんな依頼も楽しんでやってきたつもりです。

CMコンテストで特別賞を受賞。授賞式にはビシッとスーツで決めました。

そうした合間をぬって自主制作として生まれたのがテレビCM「ヒカリ」です。京都放送(KBS京都)と京都府警が主催する「第1回自転車交通安全CMコンテスト」の応募作品として制作し、大学・専門学校生部門で特別賞を受賞することができました。普段自転車通学をしていて、夜になると向こうから来る自転車が見えなくなり何度か「危ないっ! 」と感じていた。そんな実体験をもとに、15秒のCMにまとめた作品です。授賞式にはビシッとスーツできめて、胸を張って行ってきました。

いつも撮影を意識して、大げさに言えば「世界の見方」が変わりましたね。

やっぱり好きなようにつくれますから、自主制作がいいですね。自分の描く企画通りに作品ができあがっていく過程は楽しいものです。でも、完成してみると最初頭の中にあったイメージの40パーセントくらいしか実現できていなくて、「こんなものしかできないのか」といつもがっかりしてしまいます。企画を立てて撮影を始めて、編集をしていくうちに初めのイメージとはどんどん離れていってしまう。理想は高いのにスキルが足りないんですね。せめていつもテレビで見ているプロの映像くらいには撮りたいと、雑誌を読んだり、照明の当て方や音声の録り方、編集のときのカット割りなどを意識してテレビを見るようになりました。僕たちは普段両目の大きな視野で風景を見ていますが、カメラのフレームはごく限られた大きさです。その中で何をどう撮って、どう表現するのかをいつも無意識に考えるようになりました。大げさに言えば、「世界の見方」が変わった感じです。

いくらいい機材や環境があっても、やる気がなければ作品はできません。

GBSの設備や機材はすごくて、プロも実際に使っているような環境が整っています。でも、やる気がなければいくら機材があっても作品はできません。最初は僕も依頼の仕事はつまらなくて嫌いだと思っていました。でもどんなことでも好きになれば楽しめる。チームを組んでカメラマンが撮って来た映像も、彼が何を考えてどう撮ったかを想像すれば、編集作業はもっともっと楽しくなる。「いろんな視点で、いろんな世界を見る」ことを一緒に楽しんでくれるような仲間が、これからもどんどん増えてくれるといいと思っています。(きたがわ・たかひろ)

佐藤遥佳 (文化・芸術リーダー入試第1期生)


佐藤遥佳
文化・芸術リーダー入試第1期生
(2012年4月入学)
人間文化学部メディア社会学科1回生

ものごとをどうしたらうまく伝えられるか。
大学ではがんばって表現力をみがき、自信をもってアナウンスができる人になりたい。

滋賀県の大津商業高等学校の放送部で、1年次から部長を務め、約40人の部員をまとめてきました。大津商の放送部は20年以上わたり、大津市内の皇子山球場で開催される夏の高校野球・滋賀県大会のアナウンスをはじめとする大会運営に協力してきました。伝統はありますが、入部したときには2年生の部員がいなくて、1年の夏からいきなり部長を務めることになりました。次の年に新しく入った部員30人は、ほとんどが女子。のんびりゆったりペースの彼女らに、なるべく怒らないようにしながら、まず自分がやって見せる、それから部員にやってもらう、そんな苦労を重ねてきました。技術指導の先生もいない環境で、協力的な仲間と一緒に、がむしゃらに突っ走ってきたという感じです。

高校時代は40人の部員をまとめながら、がむしゃらに走ってきた。

高校野球の県大会では、場内アナウンス、SBOのカウント表示、パソコン制御の選手交代記録と、3つの仕事の呼吸が合って初めてうまくいきます。私は場内アナウンスを担当しましたが、もちろん初めての経験で、いろいろがんばってはみたものの、いまひとつ達成感が味わえませんでした。野球って、勝ち負けがありますよね。負けたチームの選手たちは、自信のない私のアナウンスで最後の夏が終わっていってしまう。もっと自分に知識があり、自信をもってアナウンスできたら……と考え、京都学園大学に新設された「文化・芸術リーダー入試」に応募、大学放送局に入部しました。

表現力をみがき、経験を積んで、いつでもそれを発揮できるようになりたい。

放送に関わる仕事も一つ一つ覚えていきたいですが、やっぱりアナウンスの技術を上げることが一番の目標です。ものごとをどんなふうに伝えるか、どうしたら伝わるのか。テレビだったら表情で伝えることもできるでしょうし、ラジオだったら声しか聞こえないので、声のトーンだけで伝えることになります。明るいニュースは明るく、じゃあ悲しい出来事はどんなふうに伝えたらいいのか……。いろんな表現力を学んで経験を積んで、いつでもそれを発揮できる人になりたいと思います。

頼れるのは部員仲間。ですからみなさん、ぜひGBSに入ってください!

テレビキャスターの安藤優子さんが目標です。震災の時に、いきなりのことで映像も間に合わない状況なのに、安藤さんの臨機応変の対応で、私たちは多くのことを理解することができました。プロだと思いました。今は期待と不安と両方あって、何も知らないから不安の方が大きいです。これから先、誰かに相談したいことも増えていくでしょうが、そんなとき頼れるのは部員仲間です。だからたくさん入部してほしい。新入生歓迎の「新龍祭」では、先輩たちと一緒にがんばって勧誘しようと思っています。(さとう・はるか)

メディアの第一線で活躍する卒業生からのメッセージ

山口太一 株式会社日企「ザ!鉄腕!DASH!!」担当、アシスタントディレクター

山口太一 株式会社日企「ザ!鉄腕!DASH!!」担当、アシスタントディレクター
山口太一
株式会社日企
「ザ!鉄腕!DASH!!」担当
アシスタントディレクター

人気バラエティ番組の制作は大変だけれど、普通じゃ絶対できない、刺激的な日々。
そんな世界が、みなさんを待っています。

毎週日曜日の夜に放送している(一部地域を除く)、TOKIO司会のバラエティ番組「ザ!鉄腕!DASH!!」でアシスタントディレクターを務めています。九州で朝獲れたタコを生きたまま水槽で運んで京都の料亭に持ち込んだり、地域のみなさんと一緒に水鉄砲合戦をやったりと、普通の仕事では絶対にできない経験ばかり。刺激的な日々を送っています。ロケの準備や編集など、かなり忙しいですが、自分たちが考えた企画やリサーチした結果をタレントさんが喜んでくれ、それを多くの人に伝えられるこの仕事は、やめられないです。

多くの人に「喜び」を伝えられる。こんな仕事、ちょっとやめられない。

大学の放送局時代にはアナウンス部に所属していたので、番組のナレーションをやったり朗読の大会に出たりしていました。ドキュメンタリー番組が好きだったので、少人数のチームを結成し、番組づくりにも取り組みました。部活のあとに、朝までみんなでワイワイ遊んだことも楽しかったですね。琵琶湖一周ドライブ、カブトムシ獲り、廃墟のモーテルの探検、「王将」でのギョウザの大食い競争など、本気でおバカなコトをやってました。

ときには反発しあっても、いい番組をつくりたい思いは一つなんですね。

番組づくりを熱く語りあえる仲間がいるのは、とてもいいコトだと思います。僕らの時代には、僕も含めて個性の強いメンバーが多く、ときには反発もしましたが、いい番組をつくりたいという思いは一つなんですね。作品が完成した時には、みんなで喜びを噛みしめあうこともできました。映像で何かを表現する楽しさを大学の放送局で学び、それが今の仕事を選ぶきっかけになりました。大変なことも多いけれど、やりがいのある仕事です。後輩のみなさんと一緒に仕事ができる日を、楽しみに待っています。(やまぐち・たいち)

池田晶子 フリーランスアナウンサー

池田晶子 フリーランスアナウンサー
池田晶子
フリーランスアナウンサー

京都学園大学放送局(GBS)は、
なりたい自分、めざす自分にチャレンジする私の、
とてもなつかしいホームグラウンドなんです。

在学中から大阪にある芸能プロダクション「大阪テレビタレントビューロー(TTB)」で学び、2004年の卒業後は同社に所属して、キャラクターショーやイベント、CMなどに出演しました。その後吉本興業が主催する「吉本総合芸能学院(NSC)」の女性タレントコースをへて、コンビで活動。もともとスポーツが好きでしたから、独立してからはbj リーグのプロバスケットボールチームの「大阪エヴェッサ」やフットサルクラブチームの「シュライカー大阪」専属の影アナを中心に、スポーツジムのインストラクターや、さまざまなイベントの司会などの活動を行っています。

イベントを盛り上げ、一体感を感じられるアナウンスという仕事。

「影アナ」というのは、試合前の諸注意事項や、インターバル(休憩時間)の間をつなぐようなアナウンスのことで、表舞台には立たないけれど、意外に重要な役割なんです。選手や観客の緊張感を共有しながら、イベントを盛り上げ、つくりあげる一体感を感じられるところがとても楽しいですね。またイベントの司会ではいろんな人に出会うこともできる。それも魅力の一つです。

苦労したぶんだけ達成感も大きいことを、GBSで学びました。

GBS時代はテレビの司会やラジオのパーソナリティなど、主にアナウンスの仕事をしていました。スタッフみんなで番組をつくりあげること、そして自分自身の言葉で表現することの難しさを痛感しました。放送は待ってはくれませんから、ちょっとくらい体調が悪くても、夜中まで番組づくりをしなければならなかったという苦労もありましたし、テレビ番組では、セットなど一からみんなで手づくりしなければならず、とてもたいへんでした。でも苦労したぶんだけ、できあがったときの達成感が大きいことを知ったのも、やっぱりこのGBS時代でした。

番組づくりはチームワーク。そこでもGBSの経験が役立っています。

GBSにはスタジオや調整室など、本格的な機材が揃っていますので、今私が働いている現場とほとんど変わらない環境で番組づくりができること。その環境に恵まれていたことは、卒業してからよくわかります。あんまり番組づくりに没頭しすぎて、勉強はもちろん、プライベートまで犠牲にしちゃったのが、少し反省点かな。でも、GBSで番組づくりにはげんだおかげで、何より度胸がつきました。番組づくりはチームワークですから、ディレクターやカメラマン、音声さんなど、各部門のスタッフの役割をちゃんと理解しながら仕事が進められていることに、GBSでの経験が大きく役立っていると思います。

大学のキャッチフレーズと一緒になっちゃいますが、「なりたい自分」「めざす自分」に向かって、学んだり知識や経験を培う場所として、GBSはきっとみなさんの良きホームグラウンドになってくれると思います。(いけだ・しょうこ)

十川正訓 株式会社テレフィックス制作部カメラマン、ディレクター

十川正訓 株式会社テレフィックス制作部カメラマン、ディレクター
十川正訓
株式会社テレフィックス
制作部カメラマン、ディレクター

できたてほやほやの放送局(GBS)の一期生として、
がむしゃらに制作。たくさんの経験のすべてが、今現在の僕につながっています。

2003年に卒業後、高松市に在住、テレビの制作会社に勤務しています。毎週日・月・火の3日間は岡山放送四国支社(OHK)の報道部にカメラマンとして出向し、ニュース取材の映像撮影と編集、残りの日は会社で、高松ケーブルテレビなどの番組づくりに携わります。スポーツ中継、バラエティ番組や各種イベントの記録撮影など対象はさまざまです。映像はジャンルを選びませんから日々新しいコトに出会い、いろんな経験をした人たちの話を聞くことができます。取材では普通では入れないところにまで入り込めたりと、僕自身の人生経験としてプラスになることは多いですね。

映像はジャンルを選ばない。だから日々まったく新しい出会いがある。

昨年2011年からはディレクターとして、番組の構成からナレーションの原稿、撮影、編集まで全部を任された番組もスタートしました。ディレクターはもちろんカメラマンとしても、番組の内容を理解して伝えることが一番重要なことです。映像を通して自分を表現でき、それで誰かが喜んでくれたり、社会への関心につながったりする。それが楽しみでもあり、やりがいともなっています。

できたばかりのGBSを知ってもらおうと、当時はみんな一生懸命でした。

GBSができてすぐの第一期生ということもあり、当時は少しでも多くの人にGBSを知ってもらおうとみんな一生懸命でした。校内放送の番組制作はもちろん、学校や地元の式典行事、シンポジウムの中継など、ときには東京や大阪にも遠征し「なんでも来い」といった意気込みでした。みんなでつくってKBS京都で放映された京都学園中学校のPRビデオが、局の人から「プロ級」と評価されたことは、今の仕事をめざすうえでの励みともなり、自信がもててうれしかった記憶があります。こうした熱意と実績の積み重ねがあったからこそ、GBSが一目置かれるクラブに成長したのだと思っています。

大学での経験のすべてが、僕の今現在につながっている。

そのときの大学での経験のすべてが、今現在につながっています。とくに高価な機材を自由に使わせてもらえたことは大きかったですね。数多く制作したことで「あのときはこうだった」と引き出せる経験もたくさんでき、今はその経験や培った技術に日々磨きをかけているところです。今でもときどきGBS時代の作品を見返して、今の自分の成長や位置を確認するんです。良い作品をつくること、妥協しないこと。その精神を、僕はGBSで学びました。気恥ずかしいとか暑苦しいとか言われそうですが、その気持ちがないと何もできないし、前も見えないと思います。今のGBSのみなさんにも、ぜひそんな熱い経験をしてほしい。とにかく何でもいいから外に出よう。いろんなコトにチャレンジしてみよう。現場で難しい判断が迫られるようなときでも、そうした経験はきっと役に立ってくれるに違いありません。(そごう・まさくに)

竹内博士 亀岡市民新聞社 編集部 編集長

竹内博士 亀岡市民新聞社 編集部 編集長
竹内博士
亀岡市民新聞社
編集部 編集長

学生時代には五感をフルに働かせて、
いろんなことにチャレンジしてほしい。
遠慮しないで、やりたい放題やりまくれ!!

卒業後新聞社に入社し、記者をへて編集長を務めています。ローカル新聞社として毎週土曜日に新聞を発行、事件や事故を追いかけるのではなく、亀岡市民を主役とした「明るいニュース、楽しい話題」を届けられる新聞づくりをめざしています。編集長は取り上げるニュースを決め、全体のバランスを見ながら構成する役割で、もちろん自分でも取材に出かけます。やりがいは読者の反応ですね。自分の書いた記事が人の行動や感動につながることは、この仕事の醍醐味の一つ。また幼稚園児からラーメン屋のおっちゃん、宮司さん、主婦、スポーツ選手と、年齢や分野に限らず「生きている人すべて」と出会い、関わる仕事ですから、自分の人生も影響されるし、人とのつながりが増え続けることは大きな財産ともなっています。

年齢や分野に限らず「生きている人すべて」と出会える仕事です。

メディアを学びたくて入った大学でしたがまだ放送局は存在してなくて、思いきってクラブを創設。初代局長として部をまとめながら、番組の台本書きから撮影、編集、アナウンスと幅広く手がけ、その後はディレクターとして番組の収録やテレビ中継などを行いました。できたばかりの部をどうやって発展させ、後輩を育てていくか、メンバーと語り明かしたことは学生時代の熱い思い出として今も残っています。機材の接続ミスで映像も音声もとれてなくて、菓子折りを持って依頼者にお詫びに行ったこともいい思い出です。当時の顧問の先生が繰り返し言った教訓は、「友情を守れ、時間を守れ、約束を守れ」でした。単純ですが実に奥が深い言葉だと、今になって思います。

あの頃は、「僕らの行く先に壁などない」ってうぬぼれていました。

僕らの時代は新しいクラブだったので、やることすべてが新記録でした。ですからちょっと「てんぐ」になって、「僕らの行く先に壁などない」ってうぬぼれたところもありました。当時僕らは冗談半分に「払った学費を取り返せ!」なんて言っていましたが、それくらい機材やスタジオを使いまくって、思い残すことはありません。今のGBSは機材もさらによくなっているし、学生なんだから、もっと好き勝手にやりたい放題やりまくれ!!!って思います。

大学時代には、「五感」をフルに働かせるクセをつけてほしい。

僕は今も亀岡の地で同じように取材していて、これは文字通り「つながっている」ってことですよね。人脈も含めてすべてが大学の延長で、それは何よりも僕の財産です。大学の気難しい職員さんを説得した経験はそのまま営業につながっているし、いろんなヤツとうまくかかわりながら生きていくノウハウ(世渡り)は、今最も役に立っているコトです。疑問に思ったり気になることがあったらまず行動すること。いろんな人に会い、いろんな場所に行って何かを感じること。人間に備わった「五感」をフルに働かせるクセを大学時代に身につけておけば、将来にわたってそれは絶対に生きてきます。つまり学生時代には、思いっきり遊んでおけっていうコトですかね。(たけうち・ひろし)

高澤智美 映像制作会社 (有)ダッシュ 制作部(2011年法学部卒業、GBS元局長)

高澤智美 映像制作会社 (有)ダッシュ 制作部(2011年法学部卒業、GBS元局長)
高澤智美
映像制作会社 (有)ダッシュ 制作部
(2011年法学部卒業 GBS元局長)

プロの現場の厳しい緊張感。
でも、放送局(GBS)の経験があるから、
「やってやるゾ!」という気持ちがわいてくるんです。

2011年4月、放送番組を企画・制作するダッシュに入社、制作部に配属されました。NHK奈良放送「ならナビ」のコーナー「輝け☆ならっ子」、「ならナビ食堂」や、NHK大阪放送「ウイークエンド関西」、ジュピターテレコムの高槻ケーブルネットワークの番組などの制作ADや番組FDを務めています。AD(アシスタントディレクター)はディレクターの下で、番組制作のための情報集めやスケジュールの作成などを行います。
取材に出かけるときは、現場の下見を行い、取材先への連絡やクルマの手配、資料など抜かりなく準備します。一方、FD(フロアディレクター)は現場のスタジオにいて、ディレクターとインカムを通してやりとりしながら収録を仕切ります。どちらもなかなかたいへんな仕事です。

番組制作は、ADもFDも、結構たいへんな仕事です。

この仕事の魅力は、何といっても「自分が知らなかったコトを知ること・たくさんの人と出会える」ところです。グルメ番組で、誰も知らないようなおいしいお店を探し出してきて、テレビを通してみんなに紹介したり、普通では入れないような場所に行ったり、日常生活では絶対に出会わないような人たちと出会って話をすることが、とにかく楽しい。

大学時代の思い出は、いろいろありすぎて憶えきれないくらいです。

大学時代には、イベントの司会やラジオ番組の制作、取材撮影など、とにかくいろいろなことにチャレンジしました。私がディレクターとなって生放送していたテレビ番組にも、思い出はいっぱいあります。いろいろありすぎて、憶えていないくらいです(笑)。「どうやったら人に伝わる番組がつくれるのか」って、さんざん悩みましたし、みんなで協力してひとつの作品をつくりあげる難しさなど、しんどいことや辛いこともたくさんありました。それが今では、全部引っくるめて「楽しかった」と思い返すことができます。

やっぱり「放送が大好き」という気持ちが一番大切ですね。

大学時代に学んだことは「他人を思いやる」ということですね。自分ばかりを優先すると、一緒にやっている仲間に必ず迷惑をかけてしまう。仲間の存在を忘れちゃいけない。そして、どんなにつらくても番組をつくり続ける「思い」を、GBSは教えてくれました。何日も寝られなかったり、提案が通らなかったり、うまくいくことなんてほとんどなくて、仕事がイヤになることも多いけれど、GBSの経験があるから、どんなにつらくても「やってやるゾ!」という気持ちが湧いてくる。やっぱり「放送が大好き」という気持ちが一番大切ですね。(たかさわ・さとみ)

高校時代での経験を生かし、大学放送局で力を発揮してみませんか。

京都学園大学「文化・芸術リーダー入試・放送部門」は、放送系クラブ(放送部、放送委員会、映像等の関連クラブ)で活躍している高校生を対象に、その実績を生かして本学の文化系クラブ「放送局(GBS)」に入部し、能力を発揮していただく入試制度です。

京都学園大学放送局(Kyoto Gakuen univ. Broadcasting Studio)は、プロ仕様の放送設備「マルチスタジオ」を拠点に、学内向けテレビ・ラジオ放送や各種行事の中継・記録、地域の情報番組の制作、「NHK全国大学放送コンテスト」への出品など、多彩な活動を行う大学公認クラブです。

この入試の志願者は、本学の5学部のどれでも受験することができ、また本格的に放送のスキルを学びたい人は人間文化学部メディア社会学科で、正課での専門的な指導を受けることができます。

放送活動を通してさまざまな経験をすることで、企画力、制作でのチームワーク、人とのコミュニケーション力など、実社会で役立つさまざまなスキルの基礎を養うことができ、本人の実力と実績次第では放送・メディア関連業界への道も開かれています。

本入試ではこのような学生を求めています。

高等学校での放送実績を生かし、学業とクラブ活動を両立できる学生を求めます。

高等学校で放送活動の実績を積んでおり、入学後、本学放送局(GBS)に所属して、さまざまな放送活動(映像・ラジオ・アナウンス各部門)に積極的に参加し、学業とクラブ活動を両立できる学生を募ります。

大学での放送活動で成果をあげ、クラブをリードできる学生を求めます。

本学放送局(GBS)は、大学行事の中継・記録、学内ニュースの報道、クラブの紹介映像の作成など学内の活動と、取材による地域の情報番組の制作、NHK全国大学放送コンテストへの出品など学外に向けた活動を行っています。それらの活動で成果をあげることができ、クラブをリードできる学生を募ります。

本入試への志願について(専願)

本入試では、次のような方の志願を受けつけています。なお、各学部の内容と出願資格・入試の詳細は本学「大学案内」「入試要項」をご参照ください。

  • 高等学校の放送系クラブで活動し、コンテスト等全国・地方大会の出品・受賞実績があり、大学入学後も放送活動を続けたい。対象となる高等学校での活動内容は、映像(動画)制作、ラジオ番組制作、アナウンス、朗読などの放送および関連活動です。
  • 本学で専攻したい分野があり、かつ放送局に所属して活動していきたい。
  • 大学の学部で映像やラジオ、コマーシャルなどのメディア制作を専攻し、本格的に学びながら放送局に所属して活動していきたい。

奨学金について

高等学校での学業および放送活動にとくに優秀な実績をあげ、今後本学において優秀な成績をおさめ、また放送局における活動をリードできる技能と資質をもつと見込まれる学生には奨学金(学費の全額または半額相当)を給付し、大学での活動を支援します。(若干名)

 
 
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朋文館マルチスタジオ 多彩な制作をサポートするプロフェッショナルな環境

京都学園大学の放送教育の中心となる「朋文館マルチスタジオ」は、テレビとラジオの番組制作を高いレベルで行うことができる総合的なスタジオ設備です。ここには、申請し許可を得ればそのまま放送局として開局できるほどの、本格的な設備と高性能の機材が揃えられています。主に人間文化学部メディア社会学科における制作実習の場として、また伝統あるクラブ・京都学園大学放送局(GBS)の活動拠点として使用され、学内外に向けた放送番組をはじめ、各種記録、ドキュメンタリー、個人制作など、さまざまな作品が日々生まれ続ける「創造の場」となっています。

 
Aスタジオ

Aスタジオ

102. 5㎡の広さをもつテレビスタジオです。放送局でも使用されている、高感度・高画質のデジタルカメラ(Panasonic AJ-SPX800P2)を3台備え、カメラの操作の基本から、撮影アングルによる映像表現の変化などを実践的に学び、番組の収録や映像の制作など、高度な実習を行うことができます。また、スイッチャー、CCU、ミキサー、ミニクレーンなど、中継放送のための最新機材も整備されており、テレビ中継実習を行うことも可能です。

テレビ調整室

テレビ調整室

Aスタジオの3台のカメラ映像やVTR映像をコントロールする、デジタル仕様のスイッチャー(映像切り替え)をはじめ、VTRの音声のミキシング調整、取材映像の編集作業など、そのすべてを、すぐにも放送局が開局できるほどの本格的な水準で行うことが可能です。ディレクター、スイッチャー、ミキサーなどの体験的な学習に活用されるほか、本学放送局が学内に向けた生放送を行う設備です。

Bスタジオ&ラジオ調整室

Bスタジオ&ラジオ調整室

大きな防音窓をもつスタジオと、調整室からなる音響施設です。複数の音源をデジタル処理するミキサー(ヤマハDM1000)や、映像にナレーションやBGMをつけるMA(マルチオーディオ)作業が可能な音声ノンリニア編集機(PROTOOLS)など、プロフェッショナル仕様の最新設備を備えています。学内外に発信するラジオ番組をはじめとして、さまざまな音声・音響作品づくりに活用されています。